vol.33 三ノ輪橋おもいで館

TODEN PEDIA

ちょっとキザで王子キャラの「都電先生」が、東京さくらトラム(都電荒川線)に隠された秘密や知られざる魅力をレクチャー

教えて、都電先生!

Profile都電先生

都電先生

都電をこよなく愛し、日々街をそぞろ歩きながら悠々自適に暮らしている少し謎めいた青年。アンティークやクラシカルなものが大好きで、ちょっとキザな口調が特徴。

年齢:永遠の28歳
趣味:純喫茶巡り
好きな花:都電沿線に咲くバラ。「荒川二丁目停留場周辺」のバラが特にお気に入り。

三ノ輪橋おもいで館

都電の変電所

東京さくらトラム(都電荒川線)の起点・三ノ輪橋停留場には、都電の乗車券や都営交通グッズを扱うスポット「三ノ輪橋おもいで館」があります。停留場とマッチしたレトロな雰囲気で、地域住民や都電ファンを楽しませています。

 

都電の乗車券やグッズを発売

三ノ輪橋おもいで館は、都電の定期券や一日乗車券を発売したり、沿線の情報を案内したりする施設として、2018年にオープンしたんだ。売っているのは乗車券だけじゃないよ。都電、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーなど都営交通のグッズもたくさん並んでいるんだ。売れ筋はパスケースやピンバッチ、最近は車両のアクリルスタンドも人気なんだって。

三ノ輪橋おもいで館内部の様子。左手にグッズが並んでいる

三ノ輪橋おもいで館内部の様子。左手にグッズが並んでいる

みんなの思い出をつなぐ場所

三ノ輪橋おもいで館の名物といえば、荒川線沿線をモチーフにしたジオラマさ。近所の子どもたちも、お散歩の途中や保育園の帰りにママやパパとよく見に来ているんだって。大人世代には、昔の都電の車両模型や写真も人気なんだ。世代ごとに懐かしいと思う車両の色や形が違っていて、見覚えのある車両の模型を探して都電がたくさん走っていた頃を懐かしむ人もいるそうだよ。おもいで館は、子どもたちにとっては都電の思い出づくり、大人にとっては都電の思い出を呼び起こすスポットになっているんだね。ぜひみんなにも行ってみてほしいよ。

三ノ輪橋おもいで館名物のジオラマ

三ノ輪橋おもいで館名物のジオラマ

歴代の車両の模型がずらり

歴代の車両の模型がずらり

映える撮影スポット

地上を走る都電と高架を走る日暮里・舎人ライナーが交差する熊野前エリア。明治の頃から地域住民の足として親しまれてきた都電と、平成生まれでスタイリッシュな雰囲気の日暮里・舎人ライナー。生まれた時代も姿も異なる2路線の共演を、運が良ければ1枚の写真におさめられるかもしれません。