ちょっとキザで王子キャラの「都電先生」が、東京さくらトラム(都電荒川線)に隠された秘密や知られざる魅力をレクチャー
都電をこよなく愛し、日々街をそぞろ歩きながら悠々自適に暮らしている少し謎めいた青年。アンティークやクラシカルなものが大好きで、ちょっとキザな口調が特徴。
年齢:永遠の28歳
趣味:純喫茶巡り
好きな花:都電沿線に咲くバラ。「荒川二丁目停留場周辺」のバラが特にお気に入り。
電車の車体がさまざまなイラストや文字で彩られたラッピング車。東京さくらトラム(都電荒川線)ではたくさんのラッピング車が走り、企業などの広告やイベントのPRに一役かっています。
東京さくらトラム(都電荒川線)では、33両の車両のうち20両ほどがラッピング車として走っているよ。実は都電荒川線のラッピング広告は、都営交通の広告の中でもトップクラスの人気なんだ。しかも、一度ラッピング広告を出すと、長年にわたって続けてくれる広告主が多いのも特徴なんだって。
ラッピング車は、イラストや文字を印刷したラッピングフィルムを作って車体に貼っているんだよ。まずは車体の寸法をきちんと測り、車体に合わせたフィルムを作ったら、それを車体にきれいに貼り付けていくんだ。きれいにフィルムができても、貼るときにゆがんだりズレたりしわができたりすると、せっかくの広告が台無し! フィルムを貼るときは、ミリ単位の正確さで作業しているんだって。
都電荒川線のラッピングは、広告だけじゃないんだ。これまでに、マスコットキャラクター・とあらんのいろいろな表情が並ぶ「とあらん号」、60年以上活躍した7000形車両の引退に合わせて「さよなら7000形」も運行していたんだ。今は、荒川線誕生50周年をお祝いする「都電荒川線50周年記念号」が走っているよ(~2025年9月30日)。このラッピング車には、荒川電車営業所のそばにある尾久第六小学校、尾久第二幼稚園の子どもたちが描いてくれたとあらんがたくさんデザインされているんだ。
2015年の「とあらん号」
60年以上活躍した7000形の引退記念として運行した「さよなら7000形」
近隣の子どもたちが描いたとあらんが目をひく「都電荒川線50周年記念号」
古き良き面影を残すジョイフル三の輪商店街から、ふと脇道に足を踏み入れてみると、ちょうど踏切を通過する都電の姿が。信号待ちをする学校帰りの少年たちや、買い物に向かう親子連れ…都電がそれぞれの日常に溶け込んでいることが伝わってくる風景です。地域に根ざした都電の何気ない一コマを撮影できるので、おすすめです。
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