ちょっとキザで王子キャラの「都電先生」が、東京さくらトラム(都電荒川線)に隠された秘密や知られざる魅力をレクチャー
都電をこよなく愛し、日々街をそぞろ歩きながら悠々自適に暮らしている少し謎めいた青年。アンティークやクラシカルなものが大好きで、ちょっとキザな口調が特徴。
年齢:永遠の28歳
趣味:純喫茶巡り
好きな花:都電沿線に咲くバラ。「荒川二丁目停留場周辺」のバラが特にお気に入り。
東池袋四丁目停留場があるのは、たくさんの人でにぎわうサンシャインシティのほど近く。多くの車が行き交う都道と軌道が交わり、頭上には首都高が走る“副都心”の停留場です。
東池袋四丁目停留場は、東京さくらトラム(都電荒川線)の前身・王子電気軌道の大塚―鬼子母神前間が開業した1925(大正14)年11月に「水久保停留場」として誕生したんだ。1939(昭和14)年に停留場名が「日出町二丁目」に変わり、1967(昭和42)年には今の「東池袋四丁目」になったんだけど、どれも停留場がある場所のその時の地名から取った名前なのさ。「日出町」の地名は、今も停留場の近くの公園などに残っているよ。
1939年、東京市電の池袋駅―護国寺間が開通して、この場所は王電と市電の路線が交差する場所になったのさ。この市電の路線は、池袋駅と東京駅方面を結ぶ都電17系統として存続していたんだけど、1969(昭和44)年に廃止されたんだ。昔は停留場の近くに日ノ出操車場があり、路面電車の車両の出し入れが行われていたんだって。
東池袋四丁目停留場には、「サンシャイン前」という副名称も付けられているよ。停留場の近くには昔、東京拘置所(巣鴨プリズン)があり、その広大な跡地に1978(昭和53)年にできたのがサンシャインシティさ。ショッピングや観光を楽しむたくさんの人が訪れ、アニメやゲーム好き女子の“聖地”としても人気のエリアになっているね。
サンシャインシティ
1978年に開業した「池袋のシンボル」ともいえる大型複合施設。水族館、展望台、ショッピングセンター、レストラン、ホテル、博物館、劇場などさまざまな施設や店舗がそろい、年間約3,000万人が訪れる人気スポットです。
住所:東京都豊島区東池袋3-1
電話番号:03-3989-3331(9:00~20:00)
営業時間:(施設・店舗ごと)
休 館 日:(施設・店舗ごと)
アクセス:東池袋四丁目停留場から徒歩4分
としまみどりの防災公園(イケ・サンパーク)
造幣局東京支局の跡地に、地域住民の要望を受けて作られた公園。広々とした芝生広場や遊具があり、週末にはさまざまなイベントも開かれます。さらに防火樹林帯や備蓄倉庫などが整備された「防災公園」でもあります。
住所:東京都豊島区東池袋4-42
電話番号:03-6914-1782
開園時間:5:00~22:00(公園管理事務所8:00~17:00)
アクセス:東池袋四丁目停留場から徒歩5分
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